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それからどしたの?うさぎちゃん 2



「お腹空いたねえ。パックン。」
「本当になあ、カカシ。」
現れたのは知る人ぞ知る、木の葉の里の超有名人の上忍のカカシ先生だった。
それとカカシ先生の忍犬の中の一匹のパックン。
二人は腹の音をぐうぐうと云わせながら、俺の前に来た。
二人とも俺の姿を見止めると、じっと見つめてきた。
目が離せないようだ。
「パックン、野兎って食べたことがある?」
「いや、ないのう。」
「俺、野営地で前に食べたことがあるけど。」
ごくりと唾を飲み込むカカシ先生。
パックンも、ごくりと唾を飲む。
「兎の肉ってさ、意外に柔らくて臭みもないし旨いんだよねえ。」
「旨いのか?」
「うん、鶏肉に近いかなあ。」
「鶏肉か。わしは好きだのう。」
「俺も好きだよ〜。」
会話の意味を悟った俺は真っ青になって、逃げ出そうとしたけど動けない。
二人はじりじりと近づいてきた。
目がランランと輝いて。
その目には『肉、食べたい』と書かれていた。
「もう二日も何も食べてないし。」
「兵糧丸だけでは体がもたんしのう。」
「里までもう少しだけど。」
「ここらで、軽く食べるのも悪くない。」
「そうだよねえ。」
遂にカカシ先生の手が伸びてきて。
俺は体を、がしっと押さえられて捕まってしまった。





「さーて、と。どうやって食べようかな〜。」
俺の両耳を持ち、空中に吊っているカカシ先生が嬉しそうに言う。
「そうじゃのう、オーソドックスに丸焼きがいいのう。」
「ああ、旨そうだねえ。」
キラキラ光る二人の目。
カカシ先生の手のクナイがきらりと光り「一息にやってあげるからねえ。」と優しく言われた。
こんなことで優しくされても。
もう、俺は逃れられない運命らしい。
喰われる運命というやつだ。
ああ、俺の人生ここまでか。





走馬灯のように過去のことが蘇る。
亡くなった両親のこと、アカデミーのことや三代目のこと。
それに何よりナルトのことだ。
里に帰ったらラーメン食べに行こうと約束していたのに。
先生、約束破ることになりそうだよ、ごめんな。
先生はここで、カカシ先生に食べられて、カカシ先生の血となり肉となり里に貢献するよ。
慰霊碑には、俺の名前、当然刻まれないだろうなあ。
任務に出て行方不明、捜索するも手掛かり無しで終りかなあ。
俺の短い人生、儚かったなあ。
涙が出そうになる。
こんな兎に変化したまま喰われることになるなんて。
なんたる悲劇だ。



そしてクナイを持ったカカシ先生の手は、俺に振り下ろされた。




それからどしたの?うさぎちゃん 1
それからどしたの?うさぎちゃん 3



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