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愛の入った・・・



イルカは早起きだった。
早く起きて洗濯をしながら朝食を作りカカシを起こす。
「カカシさーん、朝ですよー。」
ベッドで寝ているカカシを軽く揺すって呼びかける。
「起きてくださーい、もう朝でーす。」
カカシは朝が弱いらしく「うー。」とか「あー。」とか愚にも付かない事を言いながら何気なくイルカに首に手を回してくる。
「眠ーい、起きれない。イルカさん、起こして〜。」
態とやっているのか自然にやっているのか、判断がつきかねる行動だったがイルカは何も疑わずカカシを起こすのを手伝って、そのままキッチンに移動させる。
「朝ご飯もできていますよ。食べないと時間もなくなります。」
「はーい。」
カカシは大人しく返事をしてイルカが作った朝食を食べ始めた。



そしてイルカに訊いた。
「あのう、イルカさん。俺のお弁当作ってくれた?」
ちょっぴり控えめだ。
「え?ああ、作りましたよ、簡単ですけど。」
イルカが今日、弁当として作ったのは、お握りだった。
いつも弁当を持参するイルカにカカシが、面倒でなかったらと自分の分も頼んだのだ。
「いいです、嬉しいです。」
カカシは満面の笑みになる。
「お握り大好きですから。イルカさんが作ってくれるお握りは世界で一番美味しいです。」
「なら、よかった。」
カカシが言ったことを、さらっと流してイルカも朝食の席に着く。
「今日のお握りの中味は昨日の夕飯の残りのおかずが入ってますよ?」
「それもいいんです。」
ちなみに昨日の夕飯を作ったのもイルカだった。



「朝も昼も夜も。イルカさんが作ってくれるものを食べれるなんて嬉しいです。」
「そうですか。」
イルカが照れたように笑う。
「でも、カカシさん、お洒落なランチとか似合いそうなのに。」
「俺は意外に庶民派です。」
「へえ?」
「俺はイルカさん、一筋ですから!」



どさくさ紛れにカカシが朝から真剣に告白した瞬間、洗濯機から洗濯終了の電子音が鳴り響く。
「あ、洗濯終わった。干さなくちゃ!」
先に朝食を終わらせたイルカは、さっと席を立って洗濯機の方へと行ってしまう。
「あ、イルカさん・・・。」
カカシの告白は虚しく終わった。
「はあ〜、道は遠いなあ。」
ちょっと溜め息を吐きながらカカシは苦いコーヒーを飲んだ。
イルカはカカシの好意には何となく気がついているのだが、如何せん、イルカは若く勉強にバイトにと日々忙しい。



洗濯物をベランダに干すイルカを、見詰めながらカカシは呟いた。
「のんびりいくか。」
無論、イルカに自分の気持ちを伝えることとイルカに自分の気持ちを気づかせることにだった。




冬の醍醐味
天使の入浴





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