それからどしたの?うさぎちゃん 8
勿論、直ぐに写真を破り捨てようとしたけど。
カカシ先生の取り上げられて、あっと云う間に隠されてしまった。
しかも上忍に全力で高度な術を使われて。
「あの写真は俺の宝物にしますね!」
宣言された。
これじゃあ、もう見つからないよ、あの写真。
俺が生きている限りは見つけられないんだろうな。
その後、子供から大人に戻るまでカカシ先生の家で暮らして。
カカシ先生に少々強引に、いや、熱心に引き止められてなんだけど。
大人に戻ってからも、なし崩しにカカシ先生の家で一緒に暮らすようになってしまった。
それは、あれだ。
その、つまり。
カカシ先生の家にいる間、懇々、切々と口説かれて。
口説かれて口説かれて。
そんで、まあ、陥落してしまったわけだな、俺は。
カカシ先生に。
そこら辺の詳しい経緯は俺の胸の中にしまっておくことにする。
恥ずかしいのもあるけど、こういうのは二人の間で大切にしておけばいいことだからさ。
人間の大人に戻った今もカカシ先生は俺のことを時々だが、こう呼んでいる。
「うさぎちゃん。」
呼ぶほうも呼ばれるほうも相当恥ずかしいと思うのだが。
カカシ先生は愛しげに呼んでくる。
「俺の可愛いうさぎちゃん。」
変化が完全に解けた今、俺は兎でもないし子供でもないし兎の耳もない。
なのに。
「うさぎちゃん。」
呼ばれると、返事をしてしまう俺。
返事をしながら、いそいそとカカシ先生の傍によって行く俺も俺だけど。
二人きりの時だけだから。
それでいいのだ。
終り
それからどしたの?うさぎちゃん 7
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