雪の日の朝
「あ!わあ、雪だ。雪降ってる!」
早朝、イルカは窓の外を見て歓声をあげた。
起きる時間には、まだ早い。
「すごい!積もってる!」
嬉しそうだ。
良かったね、イルカ先生。
夢うつつのカカシは心の中でそう呟くものの、窓の外を見る気はない。
暖かい布団の中の方がいい。
隣にいたはずのイルカが布団から半身を乗り出して外を見ているので微妙に寒い。
そういう時は。
カカシはガバッと一瞬でイルカを抱きこみ布団の中に引き入れる。
満足満足。
これでいい。
「カカシさん?」
「もう少し、寝ましょ。」
起きるまでには、まだ時間がある。
カカシはそう囁くと同時に、また眠りに落ちた。
イルカは少しカカシの寝顔に見蕩れて目を閉じる。
起きた頃には雪は更に積もっているだろう。
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