AIで普通の動画を3D動画に変換する


結構辛い




イルカは布団の中で朦朧としていた。
高い熱が出ているのである。
「もう駄目だ。俺は駄目駄目なんだ〜。」
朦朧としながら小さな声で呟いている。
「すごい眠い。昨日の夜は七時に寝たのに、今日起きたのは十一時だし。」
たくさん寝たと言う割には今にも瞼は閉じそうで。
「眠い。眠り病だ。」
「はいはい。」
そんなイルカのところへ、カカシが薬と水を持ってやってきた。
「イルカ先生が眠いのは風邪引いてるからでしょ。薬に眠くなる成分が入ってるの。」
カカシはイルカの体を、そっと起こして口元に薬と水を運ぶ。
「はい、薬飲んでね。水も飲めたら、たくさん飲んで。」
ゆっくりと飲み干すイルカを静かに見守る。
飲み終わったイルカを再び、布団に戻した。
寒くないように肩まで布団をかける。
「駄目だと思うのは、熱が下がらなくて体が弱っているからですよ。」
カカシはイルカの額に手をあてた。
「まだ、熱が下がりませんね。早く下がるといいんだけど。」
心配そうに眉が顰められる。
もう熱は三日も続いているのだ。
イルカは眠そうな目でカカシを見た。
「カカシ先生。」
「なあに。何か食べたいの?食欲出てきた?」
イルカは弱く首を横に振った。
「いろいろ、すみません。」
「何言ってんの。風邪を移したのは俺でしょ。」
「でも。」
「気にしないで、もう少し寝なさい。」
ぽんぽんと布団を叩くと安心したのか、イルカの目は直ぐに閉じられた。
はあはあ、と苦しそうに口で息をしながら寝ている。




そんなイルカを見て、カカシは溜め息を付き肩を落とした。
自分は先週、風邪を引き大した熱も出ずに、二、三日で治った。
イルカが何時になく熱心に構ってくれて、優しく看病してくれたので浮かれていた。
冗談で「俺の風邪が移ったら看病してあげますよ。」と言っていたのだが。
いざ実際に、イルカが風邪を引いている姿を見ると物凄く辛い。
しかも自分より症状が重くなっている。




「何でかな〜。」
好きな人の看病って、もっと楽しいものだと思っていたんだけど。
全然楽しくないよ。
見ていて唯唯辛いだけ。
「早く元気になってね。」
額のタオルを冷たいもの変えてやる。
病気の人にできることって少ないんだな。
元気が一番なんだね、と沁み沁み思うカカシであった。







text top
top