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素直じゃないのね




イルカ先生にあるお願いをしたら可愛くないことを言うので、その唇を情熱的に塞いでみた。
存分に情熱を注いでから離すと、イルカ先生は真っ赤になって俺を睨む。
「こ、こここ、こんなの、ぜーんぜん効きませんから。」
そんな顔で言っても説得力なし。
すごく効いてるじゃん。
素直じゃないねえ。
じゃあ、素直にさせてみましょうか。
俺は両手を戦闘準備に整えて、間髪容れずイルカ先生に襲い掛かった。




「わっ、やめて、カカシさん。」
イルカ先生はそう言った後、堪らず笑い声をあげた。
あはははは、と大笑いしている。
笑いが止まることはない。
だって俺が容赦なくイルカ先生の弱いところを擽っているから。
「ははは、ストップだって、カカシさん。」
イルカ先生は少々涙目になって部屋の中を転げ回っている。
俺は、これでもかと擽っていた。
すごくすごく楽しい。
でも、イルカ先生の息が切れてきたので、かなり未練はあったが、ちょっと可哀相になって擽るのを止めた。
もっとイルカ先生の笑う顔を見ていたかったけど。




イルカ先生は乱れた服装を直して、ぼさぼさになってしまった髪を撫で付けた。
「もう、カカシさん、子供みたいですよ。」
「そう?」
「だいたい、上忍同士の集まりに俺を連れて行くなんて駄目なんです。駄目なものは駄目。」
そうそう、これをお願いしていたのだ。
一緒に飲み会行きましょうって、上忍ばっかりだけど。
「でもー。」
俺は上目遣いでおねだりしてみる。
「いいじゃん、上忍ていっても、みんなイルカ先生のこと知ってるし。」
上忍の集まりというけれど紅やアスマたちとの飲み会だ。
気軽に来ればいいのに、妙に遠慮している。




「駄目ですってば。」
そんな顔しても、とイルカ先生は困り顔。
そして衝撃的な事実を告げられた。
「だいたい、その日、俺、五代目とシズネさんに飲みに誘われてますし。」
なんですと?
吃驚仰天!
「ちょっと、そんな話、今、初めて聞きましたけど。」
「あ、言ってませんでしたっけ?」
忘れてた、うっかりしてたなーとイルカ先生は苦笑いする。
「でも、まあ、そういうことなんで。」
軽く流された。




う・・・。
なんてことだ、やったと思ったのにやられたのは俺だった。
それなのに。
素直じゃなくて可愛くないこと言う、そんなイルカ先生がやっぱり可愛くみえる俺って。
つまり愛は盲目なんだな。
そう納得した俺だった。







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