また、いつか
「また、いつか。」
イルカは笑って言った。
「また、いつか会えますよ。生きていれば、いつか必ず。」
これから、イルカは何年もの長期任務に赴く。
永遠の別れではないことは解っている。
イルカが言う言葉の意味も理解できる。
それでも。
それでもだ。
「あなたは里にいながら里を守って、俺は遠くから里を守ります。」
イルカがいっそ清清しく笑うから泣くことはできなかった。
「必ず生きて帰って来てよ。」
待っているから。
そう震えもせず言えたのが奇跡だ。
「はい。」
イルカは優しい目をしてカカシを見た。
「じゃあ、行ってきますね。」
言い終えると仲間とともに振り返ることもせず行ってしまった。
また、いつか。
カカシの心にその言葉が響く。
早く、その日が来てほしい。
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