昼寝
春めいてきた日。
任務が終わったカカシが昼を過ぎた頃に、自分の家に帰ると珍しくイルカが居た。
いつもは、こちらの家には来ないのに。
どちらかというとカカシがイルカの家で過ごす時間の方が長い。
イルカは縁側に続く座敷で窓を開け放ち気持ち良さそうに、すやすやと寝ていた。
所謂、昼寝である。
籐で編んだ枕を頭にあてて、薄い上掛けを蹴飛ばして、着ている浴衣の裾も肌蹴てさしていた。
普段は隠れている部分の足が見えて、カカシはどきりとする。
カカシはそっと、浴衣の裾を直して上掛けをかけ直してやった。
隠れている部分の足が見えると、俺の心臓直撃だからね。
寝ているイルカを起こさないように、カカシは傍を離れる。
シャワーを浴びたら、俺も浴衣に着替えてイルカ先生と一緒に昼寝しよう。
上掛けを半分分けてもらってね。
起きたら、びっくりするだろうな。
俺が横で寝ていたら。
イルカの驚いた顔を想像して、カカシは優しい顔になる。
そういえばイルカ先生、何で俺んち来たんだろう?
しばらく会ってなかったから寂しかったのかな?
俺って愛されてるなぁ。
そんなことを考えて、カカシは幸せな気分になった。
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