AIで普通の動画を3D動画に変換する
ハイスペック専用サーバー
39周年!BIGサンクスキャンペーン


桃色美人



ペアの桃色のエプロンを買ってから、イルカ先生が俺に桃色の物を色々と買ってくるようになった。

「じゃーん。」
イルカ先生が買い物袋の中から取り出したのは桃色のパジャマ。
「可愛いでしょう?」
自慢げにイルカ先生は言う。
「・・・それ、俺に?」
多分そうだろうと思ったけど、念のために聞いてみた。
「はい!」
元気のいい返事が返ってくる。
「どうぞ。」と差し出してくるので、とりあえず受け取った。



桃色のパジャマだったけど、しっかり男性用だった。
どこで見つけてきたんだ、これ。
「カカシさんは、桃色が似合いますもんね。」
イルカ先生が、にこにこしている。
俺は桃色が好きだと思っているらしい。
確かに、この前のエプロンは桃色を選んだけど、それはイルカ先生とペアというのが大前提で選んだのだ。
俺、一人だけ桃色でも、ちっとも面白くない。
パジャマの前は、確かTシャツを買ってきてくれたっけ。
勿論、イルカ先生が俺のために選んでくれて買ってきてくれた物なので、大切にはしているが。
一人じゃ嫌だ、一人では着たくない。
ペアだからこそ意味があるのに。
「ねえ、イルカ先生も同じもの着ようよ〜。」
可愛く強請って誘ってみた。



「いや、ご遠慮します。」
なのに、イルカ先生は頑なに首を横に振る。
「俺は桃色、似合いませんから。」
この前から同じようなことを言って拒否していた。
ペアの桃色のエプロンも、最初は似合わないって言って、するのを躊躇っていた。
最近は嫌がらなくなったけど。
イルカ先生、桃色、すごく似合うのに。
俺よりイルカ先生のが似合うと思う。
うーん、なんか良い方法ないものか。



風呂上がり、折角なのでイルカ先生が選んで買ってきてくれた桃色のパジャマを着てみた。
サイズは、ぴったりで申し分ない。
俺より先に風呂に入って、ベッドに寝転がって雑誌を読んでいたイルカ先生が俺が来たのを察して振り返る。
「あ!」
途端に嬉しそうな顔になった。
「着てくれたんですね!」
俺が桃色のパジャマを着ていたので喜んでくれている。
「うん、イルカ先生が買ってきてくれたので。」
因みにイルカ先生は浴衣姿だった。



「似合う?」と聞いてみたらイルカ先生が、こくこくと頷いた。
「カカシさん、すっごく可愛いです。」
可愛いねええ。
「すっごくって、どのくらい可愛いの?」
寝転がっているイルカ先生に覆い被さるようにして上から見下ろし、ぐいっと顔を近づけて聞く。
「ねえ、教えて。」
意識して低い声で囁いてみた。
「え・・・。えっと、それはですね。」
イルカ先生は暫し俺の顔に見蕩れて、答えを口篭り俺から視線を少し逸らした。
頬が、ほんのりと染まっている。
桃色に。


・・・・・・可愛い。
イルカ先生、可愛い!


古風な言い方で表現すれば、頬が桃色のイルカ先生は俺のハートにズキューンときた。
急所を狙い撃ちされた気分だ。
桃色って物ではなくても、桃色の可愛いのなんて幾らでもあったんだなあ。
イルカ先生は上目遣いで俺を見上げて頬の桃色を強くさせる。
「か、可愛いんですけど、でも、今のカカシさんは・・・。」
かっこいいです、と小さな声が聞こえた。
かっこいい・・・。


「カカシさん、お風呂上りで濡れた髪が色っぽいのに、でも桃色のパジャマ着ていても凛々しく見えて惚れ惚れします。」
べた褒めしてくれた。
「桃色って可愛いだけかと思っていたらカカシさんが着ると、かっこよくなるんですね。」
なんていうか、なんていうか・・・。



「イルカ先生!」
「わっ、カカシさん?」
俺は激情の溢れるままにイルカ先生を、ぎゅっと抱きしめた。
「大好き、イルカ先生。」
ぎゅぎゅっと抱きしめて離したくない。
「イルカ先生こそ、その桃色の頬が可愛すぎです!」
こうなったら桃色のものなんて、ドンと来い!だ。
何でも着ちゃおう。
それでイルカ先生の頬が桃色になるのなら、どんだけでも見ていたい。



そんな決心を固めてイルカ先生を見ると、俺の腕の中でイルカ先生は桃色を通り越して真っ赤になっていた。
真っ赤なイルカ先生も可愛い。
なので頬に、軽くキスをした。
でも、もっともっとキスをしたい。
もっともっと触れ合いたい。
大好きだから。
俺は欲求の赴くままイルカ先生と思う存分、触れ合った。



それからイルカ先生は桃色の物を滅多に買ってこなくなったけど何でだろう。
少し疑問が残ったのだった。





text top
top